観 音 堂
両 野 三 十 三 観 音 札 所 の 第 三 十 三 番 結 願 所御 詠 歌三 十 あ ま り 三 つ の す が た を 高 松 のみ と り 立 て そ う 花 ぞ 赤 城
足 利 三 十 三 観 音 霊 場 の 第 二 十 四 番 札 所御 詠 歌尋 ね 入 る 筑 波 の 里 の 大 悲 尊赤 城 の 峰 に 法 の あ め ふ る
長昌寺の中庭にある観音堂に祀られている観音像は大きさ1尺8寸、製作年代は不詳ですが、両野三十三観音札所の結願所となったのが宝暦4年(1754年)となっていますから今から250年前にはこの長昌寺にあったと考えられます。
また、新たに設立されました「足利三十三観音霊場」の第二十四番の札所としても指定されました。
観音さまは、人々を苦しみや災難から救い、願いを叶え、そして一人でも多くの人達を仏の道へ導こうとする『菩薩さま』です。また阿弥陀如来のお付きの菩薩として、人が亡くなった時には、西方極楽浄土からお迎えに来てくれる『菩薩さま』として当地では古くから深く信仰されて来ました。
毎月18日は観音様の縁日です。この日にお参りすると四万六千日分の功徳があると昔から言われております。観音堂の両野三十三観音札所の「結願観音さま」、その前立ちの「寂光観音さま」、墓地中央に安置されている「安楽観音さま」の長昌寺三観音をお参りください。
寂光観音
当寺の観音さまは、西国移し両野三十三番札所の結願処として、江戸の古より霊験あらたかな観音さまとして、広く地域の人たちの信仰を集めてまいりました。
前立ちの寂光観音さま、当寺へ御参詣の皆さま方の苦しみのトゲを抜き去る観音さまとして、多くの人たちと深く御縁を結ばんことを御祈念いたし、縁ある方より当寺に寄進、建立されたものであります。
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